松岡正剛の千夜千冊wiki - 第一巻 遠くから届く声
1.銀色のぬりえ
抽斗に忘れた幼な心|
0031夜 中勘助『銀の匙』(岩波文庫 角川文庫)
柱時計に住んでるホタル|
0328夜 谷内六郎『北風とぬりえ』(谷内六郎文庫(マドラ出版))
額縁なんかほしくない|
0853夜 奈街三郎 茂田井武『電気スケート』(えばなし文庫(銀貨社) 星雲社)
シュールへんてこりんの放埒|
0882夜 杉浦茂『少年児雷也』(河出文庫)
昭和の大事な忘れもの|
0675夜 市橋芳則『キャラメルの値段』(河出書房新社)
風船ガムと山吹鉄砲|
0208夜 奥成達『駄菓子屋図鑑』(飛鳥新社)
クジラや山を着るつもり|
0562夜 上笙一郎 山崎朋子『日本の幼稚園』(理論社 光文社文庫 ちくま学芸文庫)
忍び音もらす夏は来ぬ|
0837夜 立川談志『童謡咄』(くもん出版)
2.少年たちの行方
英國の子の匂い|
0407夜 チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』(新潮文庫)
負のヒーロー・友のヒーロー|
0611夜 マーク・トウェイン『ハックルベリイ・フィンの冒険』(新潮文庫)
少年少女名作全集の刻限|
0389夜 ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』(角川文庫)
羨ましい作家の恐ろしい話|
0155夜 ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』(新潮文庫 講談社文庫)
シャーロッキアンの事情|
0628夜 コナン・ドイル『緋色の研究』(創元推理文庫(東京創元社))
盗めよ、さらば与えられん!|
0117夜 モーリス・ルブラン『奇巌城』(創元推理文庫(東京創元社))
江戸を倫敦にした岡っ引|
0963夜 岡本綺堂『半七捕物帳』(春陽文庫 光文社文庫)
一人三人全集の快挙|
0734夜 林不忘『丹下左膳』(同光社)
アガサの記憶喪失事件|
0664夜 アガサ・クリスティ『オリエント急行殺人事件』(新潮文庫)
いつまでも犯人を知りたくない|
0106夜 エラリイ・クイーン『Yの悲劇』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
アベルとカインのあいだで|
0479夜 ヘルマン・ヘッセ『デミアン』(新潮文庫)
空気の粒々のようなネオテニー|
0038夜 トルーマン・カポーティ『遠い声 遠い部屋』(新潮社 新潮文庫)
血と悪もほしかった少年王国|
0410夜 ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』(集英社文庫)
絶対少年のフラジリティ|
0153夜 ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』(現代の世界文字(集英社) 集英社文庫)
いつも君がそばにいてほしい|
0827夜 スティーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』(新潮文庫)
3.リボンの恋
雨に残った紅い友禅|
0638夜 樋口一葉『たけくらべ』(集英社文庫)
おごりの春のうつくしきかな|
0020夜 佐藤春夫『晶子曼陀羅』(ミリオン・ブックス(大日本雄弁会講談社) 角川文庫 講談社文芸文庫)
存在の印画紙にひそむ消息|
0650夜 有島武郎『小さき者へ』(新潮文庫 角川文庫)
落とせば割れるガラスの心|
0870夜 室生犀星『杏っ子』(新潮文庫)
第七官界面影小学校出身小野町子|
0424夜 尾崎翠『尾崎翠全集』(創樹社)
ダザイせつない美分方程式|
0507夜 太宰治『女生徒』(角川文庫)
精神分析おばさんの告白|
0189夜 フランソワーズ・ドルト『少女時代』(みすずライブラリー)
バンパネラたちの反遺伝学|
0621夜 萩尾望都『ポーの一族』(フラワーコミックス(小学館)・小学館文庫)
少女たちの勝手な混乱|
0108夜 高野文子『絶対安全剃刀』(白泉社)
一番近くのアナザーワールド|
0350夜 吉本ばなな『TUGUMI』(中央公論社 中公文庫)
すいかの匂いみたいな恋心|
0747夜 江國香織『落下する夕方』(角川書店 角川文庫)
大町ツキコを薄くしてください|
0523夜 川上弘美『センセイの鞄』(平凡社 文春文庫)
十七歳が書いた九歳の物語|
0321夜 乙一『夏と花火と私の死体』(集英社 集英社文庫)
4.声が出る絵本
カラバ侯爵の変な贈りもの|
0723夜 シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』(大和書房)
まどろみのなかの逆旅|
0132夜 ノヴァーリス『青い花』(岩波文庫 角川文庫 ドイツ・ロマン派全集(国書刊行会))
どこかに帰りたいときに読む|
0058夜 ハンス・C・アンデルセン『絵のない絵本』(新潮文庫 角川文庫)
地表が感じる磁気の色|
0604夜 アーダルベルト・シュティフター『水晶』(新潮文庫 白水社 岩波文庫)
「ふしあわせ」とは何か|
0426夜 ウィーダ『フランダースの犬』(新潮文庫)
大人に挑んだイタリア人形|
0516夜 カルロ・コッローディ『ピノッキオの冒険』(岩波少年文庫 偕成社文庫 河出文庫)
ニセモノを見分けるために|
0068夜 モーリス・メーテルリンク『青い鳥』(岩波文庫 新潮文庫)
先生はおいそがしい|
0055夜 ヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカゆき』(岩波少年文庫)
「伯父さん」と「そうでない人」|
0892夜 ジャック・タチ『ぼくの伯父さんは、のんきな郵便屋さん』(平凡社)
小さいものこそデザイナー|
0179夜 レオ・レオーニ『スイミー』(好学社)
さよなら三角またきて四角|
0630夜 横山眞佐子ほか編『人生ではじめて出会う絵本100』(別冊太陽(平凡社))
キンダーブックの思い出|
1054夜 鳥越信編『日本の絵本史』(ミネルヴァ書房)
ひょうたん池に落ちた女の子|
1015夜 石井桃子『ノンちゃん雲に乗る』(福音館書店)
「けなげさ」の系譜|
1057夜 北田耕也『近代日本少年少女感情史考』(未來社)
5.遠方からの返事
薄明の国の世界未然性|
0002夜 ロード・ダンセイニ『ぺガーナの神々』(創土社 ハヤカワ文庫FT)
太母ヤナーンの二万年前の語り|
0147夜 エリザベス・M・トーマス『トナカイ月』(草思社)
桃源郷という官能山水|
0872夜 陶淵明『陶淵明全集』(岩波文庫)
牀前に月光を看る|
0952夜 李白『李白詩選』(岩波文庫)
中国と日本をつなぐ恐怖|
0447夜 上田秋成『雨月物語』(角川文庫)
山越阿弥陀に見られるままに|
0143夜 折口信夫『死者の書』(青磁社 中公文庫)
父を拒んで虎となる|
0361夜 中島敦『李陵・弟子・名人伝』(角川文庫)
追放されるものの悲哀|
0563夜 メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』(ゴシック叢書(国書刊行会) 創元推理文庫(東京創元社) 角川文庫)
血の伝説に託されて|
0380夜 ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』(創元推理文庫(東京創元社))
最後の一行で身が凍る|
0353夜 アレクサンドル・プーシキン『スペードの女王』(新潮文庫 岩波文庫)
私があのヒースクリフです!|
0125夜 エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(角川文庫 講談社文庫 新潮文庫)
人生全部を教えてもらった|
0962夜 ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』(岩波文庫)
オーバーロードからの声|
0428夜 アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』(創元SF文庫(東京創元社))
地球に異常がおこっている|
0080夜 J・G・バラード『時の声』(創元推理文庫(東京創元社))
地上と月を植物がつなぐ|
0538夜 ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』(ハヤカワ文庫SF)
6.時の連環記
時世から遠く離れて|
0247夜 小林勇『蝸牛庵訪問記』(岩波書店 筑摩書房 講談社文芸文庫)
何もかもが連なっておる|
0983夜 幸田露伴『連環記』(岩波文庫)
明治は墨になりにけり|
0499夜 正岡子規『墨汁一滴』(岩波文庫)
癪と憐憫と雅趣|
0583夜 夏目漱石『草枕』(岩波文庫 新潮文庫)
これで出来なきゃ日本は闇だわ|
0917夜 泉鏡花『日本橋』(岩波文庫)
欺かざるものの記|
0655夜 国木田独歩『武蔵野』(民友社 新潮文庫)
長らへてわれもこの世を冬の蠅|
0450夜 永井荷風『断腸亭日乗』(岩波文庫)
荷風・白秋・耿之介の感服|
0226夜 ジョルジュ・ローデンバック『死都ブリュージュ』(冥草社 フランス世紀末文学叢書(国書刊行会) 岩波文庫)
北に育てば北になる|
0073夜 小川未明『赤いろうそくと人魚』(新潮文庫 ポプラ社文庫 日本の童話名作選(偕成社) )
ゴーギャンがいない話|
0332夜 サマセット・モーム『月と六ペンス』(新潮文庫 岩波文庫 )
冬の蠅とレモンは理科である|
0485夜 梶井基次郎『檸檬』(集英社文庫)
「みかけ」こそがすべてだ|
0599夜 江戸川乱歩『パノラマ島奇談』(江戸川乱歩文庫(春陽堂))
アンポンタン・ポカン君の脳|
0400夜 夢野久作『ドグラ・マグラ』(現代教養文庫(社会思想社))
哀泣、いざ生きめやも|
0641夜 堀辰雄『風立ちぬ』(野田書房 新潮文庫 集英社文庫)
大空に消えてもかまわない|
0016夜 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『夜間飛行』(第一書房 三笠書房 新潮文庫)
変な連中ばかりいる|
0788夜 ジャック・プレヴェール『金色の老人と喪服の時計』(大和書房)
そこに燠火を残していく男|
0458夜 大佛次郎『冬の紳士』(新潮社 講談社文庫)
影だけのハリー・ライム|
0844夜 グレアム・グリーン『第三の男』(ハヤカワepi文庫)
見えない騎士と真っぷたつの子爵|
0923夜 イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(イタリア叢書(松籟社) ちくま文庫)
7.行きずりの日々
もうコンブレーには戻れない|
0935夜 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(集英社)
唇のはしで息づく女|
0634夜 アンドレ・ブルトン『ナジャ』(現代思潮新社 白水社)
ハンフリー・ボガードの相手|
0363夜 ダシール・ハメット『マルタの鷹』(創元推理文庫(東京創元社))
パルプフィクションで左様なら|
0026夜 レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
駒子にも葉子にも天の河|
0053夜 川端康成『雪国』(岩波文庫)
透明に取り乱したい|
0551夜 吉行淳之介『原色の街・驟雨』(新潮社・新潮文庫)
暗示が都市を滑っている|
0745夜 ロレンス・ダレル『アレキサンドリア四重奏』(河出書房新社)
小さな百日紅である不幸|
0674夜 水上勉『五番町夕霧楼』(文藝春秋新社 新潮文庫)
いま血を流しているところなの|
1040夜 倉橋由美子『聖少女』(新潮社)
君は人にも町にも収まらない|
0095夜 チャールズ・ブコウスキー『町でいちばんの美女』(新潮社)
「ぐる」や「なじみ」を文学にする|
0243夜 ポール・オースター『ムーン・パレス』(新潮社 新潮文庫)
8.歌が降ります
死に近き母に添寝のしんしんと|
0259夜 斎藤茂吉『赤光』(東雲堂書店 岩波文庫 新潮文庫)
紅緒の木履も緒が切れた|
1048夜 北原白秋『北原白秋集』(日本近代文学大系(角川書店))
いつまで旅することの爪をきる|
0330夜 種田山頭火『山頭火句集』(ちくま文庫)
雲の陰より日はささむ|
0700夜 野口雨情『野口雨情詩集』(彌生書房)
シャボン玉に庭は入れない|
0480夜 堀口大學『月下の一群』(第一書房 講談社文芸文庫)
山ねむる山のふもとに海ねむる|
0589夜 若山牧水『若山牧水歌集』(岩波文庫)
春は遠くからけぶって来る|
0665夜 萩原朔太郎『青猫』(新潮社 集英社文庫)
わたしの好きな五月の姉さん|
0150夜 大手拓次『大手拓次詩集』(岩波文庫)
十秒の碧き光の去りたれば|
0900夜 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(ポプラ社文庫 )
泣けば鹿の子の袂が切れる|
0569夜 蕗谷虹児『花嫁人形』(国書刊行会)
私は夢の中で失格をした|
0922夜 富永太郎『富永太郎詩集』(現代詩文庫(思潮社))
美しき限りの鬱憂の情|
0351夜 中原中也『山羊の歌』(文圃堂 日本図書センター)
ああ麗しいディスタンス|
1053夜 吉田一穂『吉田一穂大系』(仮面社)
母上と大根おろしに泣いてます|
0355夜 岡崎清一郎『春鶯囀』(落合書店)
古き密呪のさきはひは来む|
0692夜 齋藤史『記憶の茂み』(三輪書店)
水枕ガバリと寒い海がある|
0122夜 石川桂郎『俳人風狂列伝』(角川書店)
霜柱俳句は切字響きけり|
1003夜 石田波郷『鶴の眼』(邑書林句集文庫)
物として我を夕焼染めにけり|
0024夜 永田耕衣『耕衣自伝』(沖積舎)
空ひきおろしざまに落下す|
0627夜 上田三四二『短歌一生』(講談社学術文庫)
この国の言葉によりて花ぐもり|
0035夜 加藤郁乎『日本は俳句の国か』(角川書店)
愁やくだる秋の夕ぐれ|
0009夜 丸谷才一『新々百人一首』(新潮社)
ふるさとまとめて花いちもんめ|
0413夜 寺山修司『寺山修司全歌集』(沖積舎)
白緑の藻に海雪は降る|
0298夜 春日井建『春日井建歌集』(現代歌人文庫(国文社))
消印の日のそのときの愛|
0312夜 俵万智『サラダ記念日』(河出書房新社 河出文庫)
9.ノスタルジアの風味
喪失と再生をつくる場所|
1002夜 ミルチャ・エリアーデ『聖なる空間と時間』(せりか書房)
視線がたどる先のこと|
0482夜 フレッド・デーヴィス『ノスタルジアの社会学』(世界思想社)
彼の国の名物が語る|
0059夜 青木正児『華国風味』(弘文堂 春秋社 岩波文庫)
旅して綴って書き変えて|
0658夜 イブン・バットゥータ『三大陸周遊記』(角川文庫)
生まれる前に雪が降る|
0920夜 鈴木牧之編撰『北越雪譜』(岩波文庫)
懐旧を哲学すること|
0835夜 和辻哲郎『古寺巡礼』(岩波文庫)
近江十一面観音行の途次|
0893夜 白洲正子『かくれ里』(新潮社 講談社文芸文庫)
やりそこなって生きてきた|
0985夜 石牟礼道子『はにかみの国』(石風社)
そこだけにしか棲まない人々|
0645夜 菅原千代志『アーミッシュ』(丸善ブックス)
マタギと山師だけが知っている|
0542夜 遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降る』(岩波書店 山と溪谷社)
ピクチャレスクな海市|
1052夜 栗原亨『廃墟の歩き方』(イーストプレス)
アルバム・ゾーラシアの秘密|
0527夜 ピーター・グリーン『アンドレイ・タルコフスキー』(国文社)
10.忘れがたい町
東京一の居宅美術館の結構|
0240夜 堀正三『朝倉文夫の青春』(国文社)
洋服ハイカラ・銀座モダン|
1055夜 柴田和子『銀座の米田屋洋服店』(MBC21 東京経済)
大杉・夢二・潤一郎|
0079夜 上村一夫『菊坂ホテル』(角川書店)
寂しいサンフランシスコ|
0292夜 袖井林二郎『夢二のアメリカ』(集英社文庫)
すずめヶ丘と長崎アトリエ村|
1004夜 宇佐美承『池袋モンパルナス』(集英社 集英社文庫)
わが町たよりにしてまっせ|
0403夜 織田作之助『夫婦善哉』(新潮文庫)
焼跡と復員兵と作家|
0421夜 林忠彦『カストリ時代』(朝日ソノラマ 朝日文庫)
磁石も地図もいらないが|
0280夜 向井敏『開高健 青春の闇』(文藝春秋 文春文庫)
聖と俗の垣根をはらう一郭|
0191夜 須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』(文藝春秋 文春文庫 白水Uブックス)
界隈は時の記憶を食べている|
0173夜 四方田犬彦『月島物語』(集英社)
自転車に乗る昔キモノ|
0806夜 通崎睦美『天使突抜一丁目』(淡交社)
11.方舟みちあふち
箱をあけてはいけません|
0635夜 三浦佑之『浦島太郎の文学史』(五柳叢書(五柳書院))
日録のなかに浮かぶ舟|
0501夜 ドナルド・キーン『百代の過客』(朝日選書)
さめても胸のさわぐなりけり|
0753夜 西行『山家集』(岩波文庫)
裏をみせ表をみせて散るもみじ|
1000夜 良寛『良寛全集』(東京創元社)
一冊の書物の方舟に乗る|
0552夜 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』(岩波文庫)
吊籠から月光へ|
1056夜 牧野信一『ゼーロン・淡雪』(岩波文庫)
月の人が見た薄板界|
0879夜 稲垣足穂『一千一秒物語』(新潮文庫)
昭和九年にうずくまるミステリー|
1006夜 久生十蘭『魔都』(朝日文芸文庫)
必ずどこかにまちがいがある|
0418夜 フレドリック・ブラウン『宇宙をぼくの手の上に』(創元推理文庫(東京創元新社))
寂莫と機知と程度と振幅|
0234夜 星新一『ボッコちゃん』(新潮文庫)
負の技と負の国の交換|
0831夜 石川淳『紫苑物語』(新潮文庫)
ヒの一族からアヤの一族へ|
0989夜 半村良『産霊山秘録』(早川書房 ノン・ポシェット(祥伝社))
シブサワな胞衣・セイゴオな数寄|
0968夜 澁澤龍彦『うつろ舟』(福武書店 河出文庫)